そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

-53- ちょっと手術しに行こうぜ。

【ポート】

血管内に薬剤を注入するための医療機器。
完全に皮膚の下に埋め込まれ、その部分が少し体表上に盛り上がるだけで、基本的には普段通りの日常生活を送ることができる。

 

 

「じゃあ、1時半から手術なのでよろしくお願いしますね」

入院手続きも終わって着替えてベッドでやれやれと寛いでいたら、あと1時間後ぐらいに手術だと告げられる。

 

ちょっと飯食いに行こうぜ的な気軽さで手術。

 

ポート埋め込みの手術は、手術といってもいわゆる小手術といわれる規模で、開腹手術のようなあの物々しい部屋でやるのではないらしい。

 

看護師さんに付き添われ、病室から移動。

外来のある階にその部屋はある。周りは人が多くて緊張感は何もない。

 

「はい、ここですね」

 

通された部屋はやっぱり十分物々しい。

 

どうも僕は今までの経験上、こういう時なかなかすんなりいかないことが多い。

 

何事もなく終わりますように。