そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

-48- ボーリングの玉。

【悪心(おしん)】 吐き気,嘔気ともいい,今にも嘔吐しそうな不快な感覚をいう。嘔吐に先行することが多い。悪心・嘔吐は嘔吐中枢を刺激されることによってひきおこされる。とくに悪心は,嘔吐反射発生の閾値に達しない程度の弱い刺激によって発生するものと…

-47- 大魔王。

3つ目の抗がん剤、ゼローダは飲み薬で。 1回6錠×朝夕×14日間=168錠 168錠。生まれてこのかたこんなに薬をスナック感覚で飲んだことはない。 抗がん剤の副作用は、本当に人と病状によりけりで色々出方が違うらしい。 自分の場合、大体こんな感じのようだ。 点…

-46- 大怪獣。

まずは抗がん剤を打った後の過ごし方についての説明を改めて受ける。 吐き気や下痢や皮膚の異常が出たときに対処する薬がそれぞれあるが、完璧に抑えられるものではない。神経障害の痺れはそもそも抑えられないし。やはり基本的に「耐える」ことが必要。なる…

-45- いよいよ。

点滴は2種類。 アバスチンは15分、オキサリプラチンは2時間、投与するのに時間がかかる。 先生の診察を終えてから点滴するのだが、薬剤を調合するのに1〜2時間かかる。 診察の前に採血するので、診察の30分〜1時間前には病院に着いていたい。 診察は大体押し…

-44- 時代劇でよくある。

【高額療養費制度】 同じ月に同じ医療機関で支払った医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、その分が払い戻される制度。例えばサラリーマンの場合、かかった医療費の3割が自己負担だが、この制度により負担の上限が設けられる。自己負担の限度額は、一般…

-43- 仕方ない。

【副作用】 病気を治したり症状を軽くしたりする、薬本来の目的の働きのことを「主作用」と言う。薬本来の目的以外の好ましくない働きのことを「副作用」と言う。 抗がん剤といえば、副作用。 がんを患っていない人でも、皆知っている。僕も知っていた。 なぜ抗…