そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

-75- 無慈悲な一撃。

僕のがんが発覚したのは、長男が生後2ヶ月ちょいの時だった。

 

長男はもうすぐ1歳2ヶ月になる。

 

可愛くてしょうがない。

 

 

赤ちゃんが泣くのは色々事情があり、赤ちゃんも色々大変なようだ。

 

・お腹がすいて泣く

ごめんごめん、ミルク飲もうね。

・起きた時側に居なくて泣く

ごめんごめん、寂しかったね。

・眠くて泣く

えっ?

 

眠いなら寝ればいいのでは……。

泣いたら余計目が覚めるのでは。

 

そんな疑問にももう慣れた。

 

 

そんな長男の、寝ているパパへの無邪気な攻撃はなかなかに無慈悲だ。

 

未だに痛むお腹の手術跡(30センチ)に膝蹴りがどーーん。

ポートが入ってる胸のところに肘打ちがずーーん。

大穴空いてる痔瘻の手術跡に頭突きがどかーーん。

衝撃でパパがママになっちゃうかも知れないところに張り手がばーーーん。

 

 

うん、全部許す。

 

君が立派な大人になるまで、パパは頑張って生きるよ。