そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

-73- 思い出の。

子供や学生のときに触れた音楽や本や映画は、大人になって改めて触れると、昔とは違った感想や印象になることは多い。

 

 

『思い出のグリーングラス  byトム・ジョーンズ

 https://www.youtube.com/watch?v=u81CTfbc99c

 

僕は全く覚えていないのだが、僕が赤ん坊の頃、この曲が流れてくるレコードプレーヤーの前で、歌詞の「to touch」のフレーズだけを真似するのが僕は大好きだったそうだ。

 

僕の息子ももう少しすればそういうことをするようになるのかなぁ。

 

色んな音楽を聴かせてあげよう。

 

 

この曲は色々な歌手がカバーしていて、プレスリーも歌っている。日本では森山良子が歌っているが、それは原曲とは全く違っている。原曲でいうところの2番までで終わっていて歌詞は変わっている。都会に疲れた女の子が故郷に帰ってくる、ひたすらパッピーエンドな印象だ。

原曲は3番から急展開になる。ちょうど、トム・ジョーンズが語り口調で歌うところからだ。やっぱり原曲には何も敵わない。

 

僕は平均寿命まで生きる気満々だけど、もし万が一病院で亡くなることになったら、この曲はさそがし心に染みるだろうなぁ。

 

【1番】

The old home town looks the same
As I step down from the train,
And there to meet me is my Mama and my Papa.

Down the road I look and there comes Mary
Hair of gold and lips like cherries.
It's good to touch the green, green grass of home.

Yes, they'll all come to meet me,
Arms reaching, smiling sweetly.
It's good to touch the green, green grass of home.

【2番】

The old house is still standing
Though the paint is cracked and dry,
And there's the old oak tree
That I used to play on.

Down the lane I walk with my sweet Mary,
Hair of gold and lips like cherries.
It's good to touch the green, green grass of home.

【3番】

Then I awake and look around me,
To the cold clay wall that surround me
Then I realize that I was only dreaming.

There's a guard and sad old padre
Arm in arm we'll walk at daybreak.
Again I touch the green, green grass of home.

Yes, we'll all be together
In the shade of the old oak tree
When we meet beneath the green, green grass of home.

 

 

【1番】

古き我が街はまったく変わっていない
列車から降り立つと、父ちゃん、母ちゃんが出迎えてくれてる

通りの向こうを見るとメアリーがこっちに歩いてきてる
金色に輝く髪とさくらんぼのような唇で

我が家の緑の芝に触れるのはいいものだ

そう、みんなが僕に会いに来てくれるだろう
腕に触れて甘く微笑んで

我が家の緑の芝に触れるのはいいものだ

【2番】

あの古い家はまだ立っている
塗装は乾いて剥げ落ちてるけどね
そしてオークの木もある
よく登ったりして遊んだもんだ

通りをメアリーと一緒に歩くんだ
金色に輝く髪とさくらんぼのような唇で

我が家の緑の芝に触れるのはいいものだ

 

【3番】

そして俺は目覚め、周囲を見渡す
粘土の壁が四方を囲んでいる
夢を見ていたんだと、俺は気付く

看守と、悲しげな牧師が立っている
夜明けに腕を捕まれて歩く
そしてまた我が家の緑の芝に触れるんだ

そう、俺たちは皆一緒になるのさ
オークの木陰の中で
我が家の緑の芝の下で会うのさ