そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

-69- ジーパン刑事 其の3。

【滲出液(しんしゅつえき)】

炎症の際,組織の変質とそれに伴う充血,うっ血などの循環障害が起り,障害を受けた血管から血液成分が血管外に漏れ出てきて,組織内や粘膜の表面などに集積したものをいう。白血球といった細胞成分が多く含まれている。

 

 

手術後は、傷口からガンガン膿と滲出液が出てくるので、常にガーゼをあてて、どんどんお風呂に入って清潔を保たなければいけない。

なんせ、この滲出液というやつ……とても臭い。何というか、独特な臭いがする。

ガーゼを当てていないとあっという間にパンツが大変なことになる。

 

傷口は基本的に剥き出しなので、シャワーを当てて洗う時も恐る恐る。手術跡がどうなっているのかお尻なので見えないけど、触って確かめてみようという勇気はしばらくなかった。

 

ある時シャワーしながら勇気を出して問題のお尻の部分を触ってみた。

 

 

 

なんじゃこりゃーーーーーーーー

 

 

 

お尻が……………ない。

 

抉り取られたようにお尻の右側の部分が卵大程の大きさ…………

 

ない。

 

僕のお尻にピンポイントで隕石が衝突した跡かのように………………

 

ない。

 

 

これ、ほんとに元に戻るのか?

 

でっかいのと小さいの2つのお尻の穴を抱えて生きていかなくてはいけないのか?

 

 

 

まあ、小さいのは別に抱えてていいんだけども。