-52- おじいさんズ。
久々の入院。
まあ、マズイ状況になって緊急入院とかいうわけでないので、気は楽。
差額ベッドがかからない部屋を全力希望したが、残念ながら1日5600円かかる眺望抜群のベッドに。
くそう。いい眺めだ。
部屋は四人部屋。
例によって基本的にカーテンが閉まってるので、声でしか様子はわからない。
いや、別にわかりたくはないのだけど、声駄々漏れなのでわかってしまう。
隣のおじいさんは、看護師さんに体重を聞かれ、計る前にトイレ行ってたらあと2キロは少ないはずだと主張するも、看護師さんに冷静に、それはないと否定されていた。
はす向かいのおじいさんは、先生にどのくらいご飯を食べられたか尋ねられ、半分は食べたと主張するも、間髪いれずに看護師さんに4分の1ぐらいでしょと訂正されていた。
向かいのおじいさんは、一晩中小声で独り言を言い、見えない何かと何かについて相談し、時々ナースコールを押して看護師さんにも何か相談して少々困惑させていた。
基本的にやはりおじいさん率が高い。
さて、入院初日に早速ポートを埋め込む処置を行う。
何事もなければいいんだけども。