そして新米パパは小腸がんになった。

働き盛りの30代、長男生まれて2ヶ月後、新米パパは小腸がんになった。がん患者の日常と心情を徒然なるままに綴るブログ。

-45- いよいよ。

点滴は2種類。

アバスチンは15分、オキサリプラチンは2時間、投与するのに時間がかかる。

先生の診察を終えてから点滴するのだが、薬剤を調合するのに1〜2時間かかる。

診察の前に採血するので、診察の30分〜1時間前には病院に着いていたい。

診察は大体押しまくるので、30分〜1時間は待合室で待つ。

飲み薬のゼローダをもらうため薬局で20分は待つ。

 

まあ、要は1日がかりだということ。

 

 

久しぶりの採血。

 

「ちょっとチクッとしますねー」

 

 

 

採血で文句なく痛かったのは、手術前にやった動脈からの採血注射だったなぁ。

 

「いつもの静脈じゃないので、ちょーーっと痛いですよ」

 

先生が陽気に脅す。

 

いつもの腕からでなく、手首に注射。

あれだ、リストカットする場所だ。

 

プスッ。

 

ッギクッーーー!

 

手首から先が取れたかと思う衝撃。

 

静脈と違って、動脈周りは神経が集中しているのでアレなんだとか。

 

動脈採血だけは2度とやりたくないなぁ。

 

あと、イレウス管ね。

 

 

 

診察室。

 

「じゃあ、いよいよ今日からやっていきましょう」

 

はい。やらないと死んじゃうならやるしかない。

 

点滴を打つ場所に移動。

 

「1時間後ぐらいにお呼びできると思うので、それまで外出とかしてていいですよ」

 

実は病院のある街は有名なグルメスポット。

入院中は外出できなかったから、ちょっとワクワクしながら何食べようかウロウロ。

 

この時間じゃ、ほとんど閉まってるじゃん…。

 

結局牛丼屋へ。

 

 

この食欲が、数時間後どうなっているのやら。